|
この間、前原誠司・民主党衆議院議員の言動に関して書きました。 ついでなので、今年7月の参議院選挙京都選挙区に民主党から立候補を表明している松井孝治参議院議員が、憲法9条についてどう考えているか、調べてみました。 ズバリ、「私はやはり9条についても手を加えるべきだと考えています」とのことで、9条改憲を主張しているようです。 その理由・必要性についての説明には、おおいに疑問を呈していきたいと思います。 第1。松井氏は、9条改憲の「最大の理由」として、「現実に自衛隊が存在しているのに、それをどのようにコントロールするかという規定が現行憲法に存在しないことに問題であると考えるからです」とのべています。 しかし、これは、9条を変える理由にはなりません。そもそも「戦争はしない」「軍隊を持たない」と定めた憲法9条です。その憲法が、事実上の軍隊である自衛隊を「どのようにコントロールするかという規定」を持ち合わせていないことは当然です。 この矛盾の解消には、自衛隊を解消していくことこそ必要であって、自衛隊の存在という「現実」に合わせて、憲法を変えるとすれば、それは何のための憲法か分かりません。 憲法9条がめざすものは、「戦争のない世界」です。それは、日本がかつて身勝手な戦争によってアジア諸国に多大な被害をもたらした反省を土台にしています。私たちがいま努力すべきは、この憲法の「理想」を現実にすることではないでしょうか。 第2。松井氏は「(自衛隊の)海外派遣の基準」も憲法に書き込めとものべています。これも問題です。これは、結局、いま日本政府がおこなっている「自衛隊の海外派兵」を憲法上、追認するものではないでしょうか。 第3。松井氏は「世界唯一の被爆国としての核廃絶への取り組みなども憲法(前文を含む)に明確に記述すべき」ともいいます。これも改憲の理由にはならないでしょう。現在の憲法のもとでも、日本政府の態度次第で核兵器廃絶のとりくみはおおいに進められるはずです。 だいたい、核兵器廃絶を言うなら、民主党内の「核武装論者」をいますぐ、なんとかしてもらいたいということを言いたいです。 いずれにせよ、今年7月の政治戦は、9条改憲の立場にたった自民・民主と、日本共産党との対決が中心テーマになりそうです。 |
| << 前記事(2007/02/12) | トップへ | 後記事(2007/02/15)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2007/02/12) | トップへ | 後記事(2007/02/15)>> |